インクルーシブ公園について
- Takumi Moriyasu
- 2024年3月19日
- 読了時間: 3分
先ほど、インクルーシブ公園に関する資料をホームページに載せた。 そこで、会議に抱いている感想を書く。
この際、批判的に意見させていただく。(この場合の批判は、悪く言うという意味合いではなく、情報を鵜呑みにするのではなく、立ち止まって精考するというニュアンスだ。日本語って難しい。)
会議はワークショップ的なもので、2ヶ月に1度くらいの頻度で、この半年で3回出席した。 参加者の男女比は1対1で、いろいろな職業の人が参加しているように思う。最年少は僕で、やはり年齢層は中高年が多めである。ただ、別の場所で、子供にも意見を聞く場を設けることもしているようで、運営側ができるだけ多様な人々に話を聞こうとしている姿勢は強く感じられる。 会議も自分が普段は交わらないような人達と交流することができて、いい経験になっており、大まか満足している。
しかし、2点だけ今後に向けて必要だと思うことを指摘する。
まず1つ目は、当事者へのヒアリングが圧倒的に不足していることだ。これは、直接申し上げたことでもある。場を用意する難しさは、とてもよく理解できるし、その分僕が当事者の意見を反映できるように知人の当事者に聞いたりもしているが、十分ではない。もちろん全てのインクルーシブ公園設計の会議で不足しているわけではない。砧公園の設計ではたくさんのNPOなども絡み重厚な議論が交わされたことは記事などを読む限り伝わってくる。しかし、その先駆けをロールモデルとして追随する他の公園設計が制度設計に不可欠な当事者を交えた議論を蔑ろにするのは、今後の発展のしがらみになりかねない。 まだインクルーシブ公園の設計事業は始まったばかりで、公園をイクスクルーシブに放置しないという姿勢をとっている時点でだいぶ素晴らしいことではあるが、ロールモデルがある以上、必ず踏襲しなければいけないポイントは全国で共有しておくことが今後の発展には必要不可欠なのではないかと思う。そのポイントのひとつが当事者を交えた議論ということだ。 公園が出来上がってからも修正を続けるという点がインクルーシブ公園の強みでもあり、その点で将来的に議論が多く交わされることを期待している。
2点目に、事前知識の不足に関する問題だ。 軽くでいいから、最初にインクルーシブ公園のコンセプトを共有することが大切だと思った。 僕も、今日調べて初めて知ったことは多かったし、思い返してみると議論の中でそのコンセプトについて有効に議論されてなかったように思える。いつも、一回のワークショップではどのようなコンセプトの公園がいいのかということについでグループでディスカッションをして、グループ同士の発表を行い、次回までに担当者がまとめ、次なる議論を進めていく形をとっている。 ところが、インクルーシブ公園とは何かというエッセンスが欠如しているため、それぞれの人がいいと思うアイディアを寄せ集めていただけに感じる。それでもかなり的をいた議論としてまとまっているのは参加者のレベルの高さがうかがえるが、しっかりと指針となるエッセンスを共有した状態で議論を行うとより有効な議論になったのではないかとも思ったりする。
2点ほど改善点を申し上げたが、総じて会議には大いに満足しており、貴重な経験をさせていただいていることに感謝したい。 申し上げた2点は、育成草の今後の活動にも役立てることができると思うので、今後の糧にしていきたい。 (筆・守安巧)
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